梅ヶ丘 or 梅丘?
梅ヶ丘と梅丘、2つの表記が存在します。
梅ヶ丘駅、梅丘一丁目、梅丘図書館、梅丘中学校… と"ヶ"が入る場合と入らない場合がありますが、駅名以外は、梅丘が使われています。
元々梅丘という地名はなく、明治から大正にかけてこの辺りは、東京府(市)荏原郡世田谷村大字世田谷と言われていました。昭和の初めに世田谷区が誕生して世田谷2丁目という地名になり、その後、昭和41年に世田谷2丁目が、いまの梅丘1丁目、梅丘2丁目になりました(わが町梅丘より)。この”梅丘”という名前は、小田急線の梅ヶ丘駅から来ています。地名が駅名になるのが普通ですが、駅名が地名になるのは珍しいケースです。
小田急50年史によると、梅が丘という名前は、昭和9年に梅ヶ丘駅が新設される時に、この辺りの大地主だった相原家に梅の古木があり、また梅をかたどった家紋であったとか、近くの古墳にちなむ"埋ヶ丘"に由来するなど諸説あるようです。
なぜ、地名が梅ヶ丘でなく、梅丘になったのは謎のままですが・・・
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