小田急線の線路跡を行く〜下北沢から世田谷代田を歩く
小田急線の東北沢~世田谷代田間の複々線化が2018年3月に完成します。
これまで世田谷代田~和泉多摩川間の複々線化により、急行や準急などの通過待ちがなくなり所要時間が短縮しましたが、梅ヶ丘から東北沢まで複線であったため、どうしても複々線の効果が限られていました。代々木上原まで複々線化が完成すると千代田線への直通運転も増発され、朝の混雑も大幅に緩和される予定です。
和泉多摩川から梅ヶ丘まで高架を走る小田急線ですが、梅ヶ丘から東北沢までは世田谷区の沿線住民の裁判の影響もあり地下化されています。
地下化された上部は駐車場や駐輪場として利用される他、歩行者や自転車が通れる通路や緑地、立体緑地、小広場などが配置され住民の憩いの場となる予定です。また、地震などの大規模災害に備え、防災倉庫や防災水槽等も配置され、防災、減災の機能も備えた街づくりに活かされます。
今回、下北沢から世田谷代田の線路跡に沿って歩いてみました。
これから数年で目まぐるしく変わる景色を記録してゆきたいと思います。
(小田急線上部利用通信第11号より抜粋)
(小田急線上部利用通信第11号より抜粋)
立体緑地平面イメージ図に沿って、下北沢駅から歩き始めます。下北沢駅横の交差道路を歩き右を見ると、下北沢駅の新出口である南西口が見えます。世田谷代田からの緑道の正面に位置する形となり、新出口によって静かな雰囲気のこの辺りも大きく変わるかもしれません。
(工事中の下北沢駅南西口)
(下北沢駅南西口を背に世田谷代田方面を撮影。立体緑地平面イメージ図のA区間)
南西口を左手に進むと代田5丁目に入ります。暫く線路跡を左手に坂道を下ると、旧下北沢2号踏切のあった場所に出ます。下の写真は下北沢駅方面を向いて撮影(立体緑地平面イメージ図のA区間)していますが、ここからは立体緑地と呼ばれる緑化したデッキ形式の通路が設けられ下北沢駅と繋がれます。
こちらは2号踏切のあった場所を世田谷代田方面に見ています(立体緑地平面イメージ図のB区間)が、この辺りには世田谷区によって緑地、小広場が整備されることとなっています。線路跡の右側を進みます。
(旧下北沢3号踏切から下北沢駅方面を撮影。立体緑地平面イメージ図のB区間)
(旧下北沢3号踏切から世田谷代田駅方面を撮影。立体緑地平面イメージ図のC区間)
旧下北沢3号踏切を過ぎ、今度は線路跡を右に見ながら住宅街を進んでゆきます。
昔は開かずの踏切を避ける人々で賑わったであろう歩道橋がありました。
歩道橋の下でも工事が進んでいます(立体緑地平面イメージ図のC区間)
歩道橋より世田谷代田駅を望む(立体緑地平面イメージ図のC区間)
線路跡を右手に進むと世田谷代田の駅前に出ます。
新しくなった世田谷代田駅です。
代田富士見橋を渡り環七を越えてゆきます。
複々線上部利用の住宅エリアになっており、下には小田急線が走っています。
隣には新しく公園が出来ました。名前が変ですが。。。
天気が良いと線路の先に富士山がドーンと見えます。
公園を背に先に進むと梅ヶ丘駅が見えました。
これから本格的に工事が進んでゆくことになります。
街が変わってゆく様子をこのブログに残してゆきたいと思います。
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